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その夜、某所では熱く激しい戦いが展開されていた。
「うわああ! 何をするんだーっ!?」
「見たかレオリオ。これが実力というものなのだよ」
「バッカ言え、この期に及んでやられてたまるか。そんな事オレが
意地と誇りにかけて許さねえぞ」
「お前の意志など関係ないのだよ。今の状況をよーく考えろ」
「な、なんの。体力や腕力なら負けねえ、すぐにひっくり返してやる。
そしていつも通り…」
「甘いのだよ。今夜は底力を見せてやるからな」
「え!? …げっ☆ おい、よせっ、待てって!」
「どうだ、いつもいつもお前の思い通りにはゆかないのだよ!」
「な、なんて真似しやがる。……わーっ、そこダメーっ(汗)」
「あれだけ何度もやられたら学習するに決まっている。そっちの
手の内など、既に研究済みなのだよ!」
「ダメだああ!やめろ、よせ、うわーうわーうわーっっ☆」
「絶好調なのだよ!一気に押し込んでやるのだよ!」
「いやだー、よせー、やめろ〜〜〜!」
「今夜こそリベンジなのだよ!覚悟するのだよ!」
「わーっ、バカーっ!止めろ止めろ止めろ─── っ!」
「もう誰にも止められないのだよー!いくのだよー!!」
「あ゛〜〜〜〜〜っっっ!!!」
「いけいけいけ、……った───っ !」
ピ──────ッ
「あ あ あ あ あ〜〜……(泣)」
「ふふふふふ……やったのだよ〜〜♪」
「ぢぐじょう…… だけど、これで終わったわけじゃあ……」
「まだ言うか。ダメ押しを入れて欲しいのか?」
「冗談じゃねえ〜〜〜」
「それにもはや時間も無いのだよ♪」
「えええー!? オーマイガーッ(゚□゚;」
「天は我に味方せり!このまま最後までいくのだよ!」
「ちょちょ、ちょっと待てー!」
「待たなくて良い!」
ピピ──────ッ
「うぎゃあああ☆ 負けちまった〜〜〜っ……」
「よーし♪ 私の勝ちだな、レオリオ」
「ぐぞ〜〜…… あの一点さえ入ってなきゃあ何とかなったのに…」
「潔く負けを認めろ。一点に泣かされたのは、お互い様だ」
「う゛……(汗)」
「約束通り、明日はお前が食事をおごるのだよ」
「いや、あの、今オレ金欠で……」
「男らしくないぞレオリオ。母国以外のチーム同士の対戦の際、
勝敗に翌日の食事を賭けようと言い出したのはお前の方では
ないか」
「そりゃそうだけど…」
「今までずっとお前の応援チームが勝っていたのだ。一度くらい
負けたからといって文句を言うな」
「……はい」
「ではフルコース料理を楽しみにしている」
「…………(ToT)」
「♪」
戦い終わって日が暮れて。
勝者は笑顔し、敗者は涙するのであった。
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